

<コンサートのお知らせ>
来る2月27日(水)19時から、御茶ノ水の日大カザルスホールにおいて<和楽器+古楽器>のユニークなアンサンブルの一員として出演いたします。
このアンサンブルに加わるのは今回で2回目。
前回は<和楽器+古楽器>にプラスして<能>の音楽と舞がミックスされた現代曲を、このアンサンブルの企画者であるローラン・テシュネ氏の指揮の下、公演いたしました。
リハーサルの時点では一体どうなることやら…、と全体像がまるでつかめませんでした。なぜなら普段は相容れることのないまったく違う分野の<和と洋の楽器>のアンサンブル、それだけでもどう混じわることができるのかまったく予想がつかない上に、古楽器を使って<現代曲>を演奏するなんて!
そしてさらには<能>が合わさる。オーララララ…それは、今まで過去の音楽を専門に演奏してきた私にとって奇想天外の発想でした。
そして公演を終えてみてびっくり! このプロジェクトで、見事に「何か」の形を作ることを成し得たのです。
なんとも口で説明することの難しいこの「一体感」が、和と洋そして過去と現代の音楽の中に生まれたように感じました。
過去の偉大な音楽家たちの残してくれた素晴らしい音楽の数々を現代の私たちが演奏することのできる喜び、これは奇跡にも匹敵する幸運なことだと思います。これからも未来に受け継いでいくに大切な財産だと思って、これからも尊い気持ちで演奏させて頂きたい。
でも、現代に生きる私たちから発信する何か新しいもの、何か新しい素敵なものを生み出すことも必要ではないか? …うん、必要だと思う。
そう私に考えさせてくれたのが、この企画、テシュネ氏の斬新で独創的な発想です。非常に面白い!
前回の記事でお知らせさせていただいた<和と洋の融合>のコンサートの企画もここから発信しました。
ダンス、陶芸、映画、チョコレート etc...そぅ元来、私は音楽だけではなくて色々なものに興味があって、最初は飛び込んでみただけのことが、いつの間にかその世界にのめり込んでしまい…
その結果、最近では私「何でも屋」になりつつありますが、それはとっても面白い世界!
音楽でうまくいかないなぁと行き詰まりを感じているときに、他の分野のものからヒントや発想を得ることはとても多い、実に多い。それに他の分野の方々と交流することは何と大きな自分の創作力&原動力になることか…逆に音楽だけの世界に身を置いていたならば、今の「私」というものは存在しないですね。
個人的には、今回のアンサンブル室町では<ダンス>との融合がとても楽しみです♪
現代のクラシック・バレエの舞踏家と、その祖先にあたる「バロック・ダンス」の舞踏家をお招きして<和と洋>の古楽アンサンブルとどう組み合わさるのか…^^
(コンサートの詳しい内容はチラシに記載されています)