
中村さん、改めまして・・・ 堂々とした立派な美声と、興味深く楽しいトークをどうもありがとうございました! はるばるご自身の活動の本拠地である大阪&名古屋から、この日のためにいらしてくださったことに感謝いたします。
<イタリアの宴のプログラム>
E.d.カプア わが太陽 オー・ソレ・ミオ(編曲:中村貴志)
G.カッチーニ 愛の神よ、何を待っているのですか?
G.カッチーニ アマリッリ
G.カリッシミ 勝利だ、わが心よ
F.ドゥランテ 愛に満ちた処女よ
A.スカルラッティ 陽はすでにガンジス川から
G.F.ヘンデル 調子の良い鍛冶屋
J.S.バッハ プレリュード
R.L.ボッケリーニ メヌエット
G.P.テレマン 教会ソロ・カンタータ「私はキリストの死でもって洗礼を受ける」
G.F.ヘンデル 私を泣かせて下さい
G.F.ヘンデル 木陰で (オンブラ・マイ・フ)
アンコール
T.ジョルダーニ わが愛しの人よ
今回の公演を終えてご感想を頂けますか?
中村:
一言、とっても楽しいコンサートだったということ。 終演後の宴、良いですね!聴いて下さった方々と率直にお話しできるのが良かった。 でも、良い演奏をしないと、終演後のパーティーは嫌ですけどね(笑)。
雪:
私にとってコンサート後にお客様と直接お話しをする場は、コミュニケーションのための貴重な時間です。 「音楽」というひとつの手段を通じて、これまでの人生に私は素晴らしい人々に出会うことができました。 そしてきっとこれからもどんどんその輪が広がっていく。 人と人とのつながりが円滑になり、個々が温かい助け合いの心を持ってつながっていくと、潤いのある世の中になるのではないかなぁ・・・なんてちょっと大きな話になってしまったけれど。
今回のプログラム・演奏について
中村:
今回はイタリアがテーマということで、声楽家が初歩の段階で必ず勉強する 「イタリア古典歌曲」を8曲取り上げさせて頂きました。 そのことで自分自身が声楽家としての原点に帰ることができ、声楽の基礎を再認識することができました。
また、ピリオド楽器と演奏できたというのも非常に大きなことですね。 最近は古楽の本番が少ないのですが、僕は古楽が好きですし、ピリオド奏法あるいは ピリオド唱法が僕の根本にあります。今回自分の根本も再認識することができま した。このコンサートで得た糧は非常に大きいです。 僕は今回の出来に満足しています。良い歌唱を披露できたと自負しています。
アマリッリ以外は(笑)。アマリッリは難しい。本来は初心者が歌う曲ではな いですね。
3人で演奏したテレマンの教会ソロ・カンタータがとっても面白かった。練 習の段階からエキサイティングしてました。合わせの前まではそれぞれで練習し て、それぞれで音楽を作ってきますが、合わせの段階で融合して、音楽が広がっ ていく。まさにこれがアンサンブルの醍醐味ですが、それを大いに味わうことが できました。本当に楽しかった!
雪: とても素敵でしたよ、中村さんの歌♪ 個人的に、カッチーニの作品の<歌とヴァージナル>のルネサンスの響きがとても美しいと思いました。 そして「オー・ソ~レ・ミオ!」も新鮮で楽しかったです!
いや、またヘンデルのオペラのアリアは美しすぎました・・・。どれもこれもよかったです! 今では「私、中村さんのファンになっちゃったわ!」とあちこちで発生中! こちらにも中村ファンがたくさん出来ちゃいましたよ!また、帰ってきてね♪
お互い演奏者の音楽性のキャラクターの相違、相似について
中村: 今回の3人は性格も持ち味も違いますが、合いましたね。
特に長島さんとは初めて会った時から何か通ずるものがあった。
今回じっくりと共演できて大変幸せです。
また一緒に音楽しましょう!
雪: まぁ・・・光栄なお言葉です。どうも有難うございます。
はい!喜んで。また打ち合わせいたしましょう!
たしかに面白い3人の取り合わせでしたね。
堂々と落ち着いている中村さん、ほのぼのほんわかな加藤由梨ちゃん、はちゃめちゃで突飛な私と・・・みんな違う。
これからも色々な舞台を考えて行きたいと思っております。
これからも中村貴志さんのますますのご活躍をお祈りしております!雪
※中村貴志さんのブログでも<イタリアの宴>の模様を記載してくださいました!
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