2009年10月26日月曜日
今週の土曜日31日は
しかし同時に・・・「第2回目・青葉台アフターヌーンティ・コンサート」の日でもあります。
参照:http://mademoiselle-neige.blogspot.com/2009/08/2_24.html
まだお席に若干空きがございますので、お時間のある方はどうぞいらして下さいませ♪
ルネサンス、バロック、クラシック、現代までの横笛をたくさんお持ちして、実際に目で見て、演奏と解説を聴いて、リアルタイムにフルートの歴史をみなさまと辿っていきたいと思います。
かぼちゃ的な演出も、ありますよ!?
さてさて、先週末は和楽器と西洋の古楽器との音の融合「アンサンブル室町」の本番でした。
午後1時から、夕方の6時30分までという大変長時間のプログラムにも関わらず、たくさんの熱狂的(?)な出演者とお客さまたちと共にこのプロジェクトは白熱いたしました。
和楽器と古楽器という組み合わせだけでも他にはない試みの上に、能楽師さん、演劇俳優さん、歴史的舞踏家さん、など色々な芸術の分野の方とのコラボレーションが非常に面白く斬新で、まさに垣根をなくそうという総合芸術的な試み。
企画者のローラン・テシュネ氏の世界はこれからもどんどん開かれていくことでしょう。
すごーく楽しかった^^
2009年10月15日木曜日
アンサンブル室町
先日初めてのリハーサルがありました。普段、過去の音楽ばかりをレパートリーに演奏している私にとって、現代曲を日本の和楽器と西洋の古楽器で演奏するオーケストラは「新しい」けれども「伝統的」で斬新!その不思議な空間、音のコンビネーションにわくわくしています。
オーケストラの指揮者であるローラン・テシュネ氏や司会進行の関根敏子女史は、日本の大学時代に私が大変お世話になった恩師です。再会と一緒に音楽を奏でられる喜びを胸にしております^^
当日は素晴らしい教授陣のワークショップ(解説)の後、コンサートがございます♪
ぜひぜひ皆様のご来場をお待ちしております!
「アンサンブル室町」について・・・ ※芸大インフォメーションからの抜き出し
和楽器とバロックの楽器による、世界はじめてのアンサンブルです。
このアンサンブルは、秀吉が居城にチェンバロを所有していたという史実にインスピレーションを得て、2007年春にローラン・テシュネ、簑田弘大、市瀬陽子によって設立されました。
さらにこのアンサンブルには、舞踏や演劇をはじめ「日本+ヨーロッパ」という文化的・芸術的な対話に関心を持つ多様な分野のアーティストが加わっています。
今回のワークショップについて
関根敏子の司会進行で、アンサンブル室町のメンバー(和楽器・古楽器の演奏家と作曲家)をはじめ、ヴィオラダガンバの神戸愉樹美、作曲家の久木山直、謡の青木涼子、ダンスの市瀬陽子が参加します。ワークショップ後のコンサートでは、このアンサンブルのために作曲された権代敦彦、成田和子、山下恵らの作品が演奏されます。
作曲家をはじめ、音楽家、音楽愛好家、そして経験の多寡を問わず音楽を愛する皆さまに開かれたイベントです。
会 場 東京藝術大学音楽学部構内 第1/第2ホール
料 金 一般3,000円 学生2,000円 芸大生1,000円
2009年10月10日土曜日
秋
道を歩いていると、ふと懐かしい匂い。「ん、これは!」と思って上を見上げると、金木犀の木にオレンジの実がなっています。地面にはオレンジが散らばっている。
夜道を自転車でサーっと通るときも、この匂いがすると速度を緩めて、くねくね運転に切り替え、目を細めて大きく深呼吸します。
ちょっとずつ、箪笥の中の夏の洋服をしまって冬のものに衣替え中。
まだちょっと時期は早いけれど、もふもふの毛糸を出して身を巻かれ、包まれていると暖かくなって安心する。
色々と思いを馳せながら秋の夜長に集中して仕事に打ち込めるのが楽しい。
みなさまも、このすがすがしい秋をどうぞお楽しみ下さい。
雪
2009年10月4日日曜日
豊橋の教会にて
昨日は、新幹線に乗って愛知県の豊橋へ!
チェンバリストの加藤由梨さん(写真真ん中)主催の「step by step~チェンバロ・コンサート~」にゲスト出演。※写真左:小田切弘美さん(バロック・ヴァイオリニスト)右:私
こちらのコンサートは今回で第8回目。
もともとは「カフェ・バロック」という伝統ある豊橋の珈琲屋さんで演奏会をされていたそう。
その間徐々にバロック音楽ファンの方が増えてきて、次第に規模が大きくなり、コンサート会場は教会へと移ったそうです。毎回、様々なゲストで構成されています。
「step by step」(一歩ずつ)という演奏会の名前の由縁は、こういった経緯からなのですね。
これからのご活躍が楽しみな加藤さん、応援していますよ!
当日は地元の温かな音楽ファンの方々がたくさん聴きに来てくださって開場は満員御礼!木造の古い教会で和やかな雰囲気の中、ゆったりと楽しみながら演奏ができました♪
プログラムはチェンバロ・ヴァイオリン・フルートの3つの楽器の組み合わせで、ソロ、2重奏、3重奏など変化に富んだ編成で、尚且つイタリア、ドイツ、イギリス、フランスと様々なスタイルの曲を演奏しました。
演奏後のお客様のアンケートには、バロック・フルートについてのご感想がありました。「とてもやさしくて暖かい音色ですね!」と気に入ってくださった方や興味を持って下さった方が多々いらして、はるばる出張してきた甲斐があったなぁ・・・と嬉しくなりました。
やっぱり、いつか日本各地を巡って演奏をしたいです。多くの方に私の好きなこの笛を聴いていただきたいなぁ。
そうそう、コンサートの終わりにひとつBigサプライズがありました!
演奏が終了して、拍手を頂いている最中に、一番後ろの座席のご婦人が私に向かって手を振っています「おぉ!豊橋のお客様はフレンドリーね♪」と思って、おもわず舞台から手を振り替えしてしまうところでした。控え部屋に引っ込んでから再びホールに戻るとやはり先ほどの美しいご婦人が「有紀ちゃん!!!!」と「はて?どなただろう。この土地に知り合いはいないはずなんだけど・・・」と思って「えぇと・・・」と立ち止まっておりましたら、なんと私のオランダ時代の友人のご両親が聴きに来て下さっていたのです。「いやぁ、もうねチラシに有紀ちゃんが載ってたから来ちゃったのよ!」そうだった彼女の実家は愛知県だった!と思い出して、もうもうそのあとは嬉しくて興奮して、たくさんお話をしました。激励を頂いて元気いっぱいになりました。心優しい素敵な友人のご両親に感謝です。どうもありがとうございました!
そしてオフィス加藤の方々にも大変お世話になったことをここに感謝させていただきます。コンサートの準備後片付けでお忙しい中、おいしいご飯を振舞ってくださり、温かいお風呂を用意してくださったり、心温かいおもてなしに感動いたしました。ありがとうございました。また豊橋に行きたいです!
雪