2009年6月29日月曜日

June Bride









今、6月は結婚式のシーズンですね。
でも梅期に晴れ間を見つけるのは、なかなか大変そうな気がします。
この日は幸運にも快晴!青い空と美しい湖の中で挙式をあげられたお二人、末永くお幸せになって下さい。
友人のウェディングプランナーの藤田優香さんに長野県の女神湖という美しい自然の中で式を挙げるご友人のカップルのために、フルートで音の演出をして欲しいと依頼を受けてやって来ました。
長野には中高時代に研修旅行やフルートの合宿などで数箇所訪れたことがありましたが、こんな美しい場所があったんだとは知りませんでした。
到着したときは山をくねくね登ってきて、車酔いをして青くなっていましたけど(笑)大自然の澄んだ空気を吸って心も体もリフレッシュしました。
学生時代、某ホテルで結婚挙式の奏楽のアルバイトをしていたことがあるので大まかな知識はありました。1日のうちに何組ものカップルが挙式を挙げるので、流れ作業といいましょうか…同じ手順で同じ曲目を繰り返していきました。
でも藤田さんの手がける挙式は1日1組、しかも何ヶ月も前から念入りにお客様と打ち合わせをして、どのような式にしていきたいか、できる限りその方たちの要望に見合うものに丁寧に作っていきます。
なので音楽担当の私も、お二人の思い出の曲などを伺ってご要望にお答えしました!
とっても素敵な式でした。
いつも感じるのは、新婦さんとても美しいです。幸せが満面にこぼれ出て輝いています。
やっぱりそういう姿を見ると一生に一度はウェディングドレスを着てみたいなぁって憧れます。



2009年6月26日金曜日

人物百科①

写真の右側に写っているナイスガイは、中村貴志さん。

テノール歌手として指揮者として、名古屋や関西地方を中心に引っ張りだこの若手音楽家。以前オペラのお仕事でご一緒させて頂いてから、お慕いさせて頂いております。

ルネサンスから現代まで幅広い音楽のレパートリーをお持ちで、非常に柔軟な考え方の持ち主。そして温かくパッションのあるダイナミックなお人柄に惹かれ、1度しかお会いしたことはないというのに、その日のうちにすっかり意気投合してしまいました。


そして今回、後輩の私のリサイタルのために、ご多忙なスケジュールを縫ってはるばる名古屋から横浜へいらっしゃってくださいました。「本当に来て下さったのですね!」と感激している私に「僕は行くと言ったら行くんだからね」と笑顔で答えてくださいました。この写真は再会を喜び合っている様子です(私は一体どこを見ているんでしょうね…)


公演後、一杯飲みに行きましょうと後片付けが終わるまでずっと待っていてくださった中村さん。しかし居酒屋さんに到着したときには「最終の新幹線に乗らないと行けないから、あと10分で帰らないと」と、次の再会を誓ってお別れしました。ほんとに一杯分しかお話ができなかったのが残念。去り方も熱い!


中村さん、今度是非一緒に共演しましょう! これからもどうぞ宜しくお願いいたします。雪

2009年6月23日火曜日

お客様のアンケートから



<お客様から頂いた感想>


「日々の忙しい喧騒な日常の生活から解き離れ、夢の世界へ吸い込まれたようでした。いつの間にか音楽の中にゆったりと身をゆだねていて心地よくなり、いつしか気持ちも落ち着いてきて、心がすーっと浄れていきました。」


「バロック・フルートの音色は優しくて深みがあって柔らかく繊細で、こんなにも温かいものだとは知りませんでした。素朴だけれども上品で美しい木の音色。心と体の力がスーッと抜けて溶けてしまいそうでした。」


このような感想を多くのお客様から頂きました。


光栄なお言葉の数々を頂き、演奏家として大変嬉しい限りでございます。


しかし本人(長島)、いつもその場に自然に在るように音楽を奏でていたので、そういったお言葉を頂いても、びっくり&実感がないと言うのが本当のところなのですが…皆様に優雅なひと時を過ごして頂きたいという、当初の願いが叶ったので本望です。

一緒に音楽を共有してくださった皆様、どうもありがとうございました。


オランダ留学時代の最後の演奏会は学校の卒業試験を兼ねた公開リサイタルでした。

その時に恩師から頂いた批評が今、頭に蘇ります。

「人々の前で音楽を演奏するとき、聴衆がまた是非その人の演奏を聴きに来たい!と思うかどうかそれが鍵になる。いくら巧みに寸分の狂いもなく完璧に演奏したとしても、聴衆が次にまた聴きに来たいと思う魅力がそこになければ、それはつまらない音楽と評される。ユキの今回(卒業リサイタル時)の演奏は、僕にとって、もっとこの人の演奏を聴いてみたい!と思えるものだった。だから君は卒業して世に出て演奏していくべきだよ。おめでとう!」

こう、送り出してもらいました。


まだまだ未熟で自分の中で自信のない部分はいっぱいあります。

日々一喜一憂し、しょげながらも温かな周りの方々に支えられながら最終的にはめげずにここまでやってきました。

長い学生生活を終えて世の中に出てからまだ間もなく、経験の少ない私ですが、一つ一つこうしたステップを踏んで身にしていきたいと思います。


これからもどうぞ宜しくお願いいたします。



2009年6月21日日曜日

リサイタルを終えて


 
<御礼>


お忙しい中、私のリサイタルのために足をお運びくださった皆様方、誠にありがとうございました。

新潟や名古屋、栃木、福岡など遠方から横浜まではるばる私の音楽を聴きにいらしてくださった方々、感激で胸がいっぱいです!


お客様と演奏者との間に距離のない平土間の舞台からは、お客様一人一人のお顔が舞台からはっきりと見え、演奏中は聴衆のみなさまからエネルギーを頂いておりました。

あの日、あの空間で皆様と音楽を共有できたこと、決して忘れることはないでしょう。私にとってとても貴重な経験となりました。

心からの感謝を申し上げます。



そして昼・夜2回の公演とも無事に終了することができましたのは、素晴らしいプレーヤーの共演者の方々と裏でお手伝いしてくださった友人や家族のおかげです。

大変感謝しております。



リサイタルの日から丸1週間が経過しました。

でも当日お手伝いをしてくれた母と「あれはもう1年も前のことのように感じるね」と話しておりました。何でだろう、不思議だなぁ・・・


当日は全ての公演を終えたあとも興奮状態が続き、気が張っていた為か、ぴんぴんしておりましたが、翌日はこれまでに体験したことのないような疲労感に襲われて、自分でもびっくり!それから数日間はまるで廃人のようでした。

大好きなバレエのレッスンにも行く気がしませんでした。



みなさまに頂いた差し入れのおいしい高級チョコレートやお菓子をもりもり食べて(お気遣い頂き大変恐縮です。どうもありがとうございました!)ようやく体力復活!

これから少しずつリサイタルの様子などをブログに綴っていきたいと思います。



素晴らしい共演者の福間彩さん、安孫子みかほさん、小田切弘美さん、1日2回の強行プログラムにご協力頂きまして、誠にありがとうございました。

皆様がいらっしゃらなかったら、このようなプログラムは到底実現しなかったことです。重ね重ね御礼を申し上げます、と共にこれからも末永く宜しくお願い致します。



そして受付嬢の軽やかな美女悦子さん、福岡からこの日のために応援に駆けつけてくれたアナウンス嬢+ヘア&メイク&スタイリスト担当の恋愛芸術家じゅんこさん、カメラを担当して下さった若手新鋭映画監督かめさん、チラシ&プログラム製作担当+案内人のノノ、そしてここまで私を育ていつも温かく支えてくれた家族、皆様に心からの御礼を申し上げます。ありがとう!



写真は公演終了後の様子
㊤演奏者とお手伝いの方々
㊦横浜の女学校時代の熱い同級生と先生に囲まれて