2009年6月23日火曜日

お客様のアンケートから



<お客様から頂いた感想>


「日々の忙しい喧騒な日常の生活から解き離れ、夢の世界へ吸い込まれたようでした。いつの間にか音楽の中にゆったりと身をゆだねていて心地よくなり、いつしか気持ちも落ち着いてきて、心がすーっと浄れていきました。」


「バロック・フルートの音色は優しくて深みがあって柔らかく繊細で、こんなにも温かいものだとは知りませんでした。素朴だけれども上品で美しい木の音色。心と体の力がスーッと抜けて溶けてしまいそうでした。」


このような感想を多くのお客様から頂きました。


光栄なお言葉の数々を頂き、演奏家として大変嬉しい限りでございます。


しかし本人(長島)、いつもその場に自然に在るように音楽を奏でていたので、そういったお言葉を頂いても、びっくり&実感がないと言うのが本当のところなのですが…皆様に優雅なひと時を過ごして頂きたいという、当初の願いが叶ったので本望です。

一緒に音楽を共有してくださった皆様、どうもありがとうございました。


オランダ留学時代の最後の演奏会は学校の卒業試験を兼ねた公開リサイタルでした。

その時に恩師から頂いた批評が今、頭に蘇ります。

「人々の前で音楽を演奏するとき、聴衆がまた是非その人の演奏を聴きに来たい!と思うかどうかそれが鍵になる。いくら巧みに寸分の狂いもなく完璧に演奏したとしても、聴衆が次にまた聴きに来たいと思う魅力がそこになければ、それはつまらない音楽と評される。ユキの今回(卒業リサイタル時)の演奏は、僕にとって、もっとこの人の演奏を聴いてみたい!と思えるものだった。だから君は卒業して世に出て演奏していくべきだよ。おめでとう!」

こう、送り出してもらいました。


まだまだ未熟で自分の中で自信のない部分はいっぱいあります。

日々一喜一憂し、しょげながらも温かな周りの方々に支えられながら最終的にはめげずにここまでやってきました。

長い学生生活を終えて世の中に出てからまだ間もなく、経験の少ない私ですが、一つ一つこうしたステップを踏んで身にしていきたいと思います。


これからもどうぞ宜しくお願いいたします。



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