新緑の季節になりました。
そしていよいよゴールデンウィークですね! みなさま、いかがおすごしでしょうか?
私は連休は旅行に行く!と言っていたわりに、まだ計画を立てていません・・・
出不精で、土壇場になるまでゆっくりとしている性質なので、行き当たりばったりののんびりな旅に出ようと思います。
さて、今日は「上野」について。
このところ東京藝術大学に行く用が重なり、上野に行くことが何度かありました。
上野の広大な公園の緑の中を通り抜けて、学校に行くまでの道のりはすごく気持ちがいい!
学校は駅から少し距離があるのですが、笑みを浮かべ寄り道しきょろきょろしながら進みます。
途中にある歴史的な荘厳な格式のある美術館などの建物を見るのも好きです。
上野の森の雰囲気は独特で、なんと表現したらよいのでしょうか…異空間に入ったような、そこだけぽっ、と違う空気が流れているような古き日本の素晴らしい趣を残した場所。
でも、上野はまったく正反対の一面も持っています。
公園の中には家や定職を持っていないたくさんの人たちが土の上に棲家を作っています。
そして駅を挟んだ逆側の界隈には「アメヤ横丁」などもあって、お店がガードレールの軒下に無数に連ねている。まるで中国の飲茶のお店のように屋台が並んでいて、いつでも人でごった返している活気があって人が働いている生きている、血の通っている街。
私はそんな相反する性質を持った上野を魅力的でユニークな街だと感じます。
外国人の友人が来たときには、私はひととおり主要な東京の都市を案内をします。
新宿、銀座、渋谷、浅草・・・これらの都市は同じ東京の中にあるのに、まるでみんな違う性格を持っていますね!
彼らがその土地土地を訪れたときに、どんな反応をするのか私は楽しんでいます。
日本人の私には日常的でなんら特別でないので、とりたてて気づかないことが、外国人から見たら真新しい発見で、感激になるのですから!
その中でも特に上野や浅草に来ると、彼らは感激して目が輝き出します。
外国人から見た日本の魅力のひとつに「古いものと新しいものがごっちゃになって共存している文化」というものがあります。
私は古いものを好み、そこに趣を感じる傾向があるので、特に昔からある日本のしきたり、伝統、建物、そして日本人特有の性質というものがいつまでもなくならないで欲しいと願います。
日本の国、文化、芸術は美しいです。
私は日本人に生まれてよかったなと思います。
「まったく日本人は…」という、ため息交じりの批判的な言葉の多く聞かれる世の中ですが、実は素晴らしい面もたくさん持っているということを自覚して認識して、よいところを伸ばしていく方がいいのになぁ。
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